バラマキ合戦批判のウソ
「国民にお金を配るのはバラマキ合戦である」「財政規律を守るべき(財政出動は控えるべき)」という主張が政界、マスコミでは主流です。しかし、それは本当でしょうか。
財政破綻は、現状の日本ではありえない
実際には、インフレ率を注視する限り、お金を刷って国民に配っても、全く問題なく、ハイパーインフレにはなりません。インフレ率を中止するのですから当たり前ですね。
例えば、国民に月10万円を給付したとき、ハイパーインフレなどの問題になるか。これには参議院調査室の試算があります。
それによると、初年度でインフレ率1.215%、4年間給付しても1.7%程度です。政府の年間のインフレ率の目標を2%としていますので、それすら下回る数字であると言えます。
逆に言うと、給付をすればインフレ率目標が達成できてしまうわけです。
ソースは以下のとおりです。
4年間、全国民に毎月10万配っても問題ない
まとめると、仮に4年間、国民全員に毎月10万円を給付、つまり毎年144兆円の国債を発行しても、インフレ率2%にならず全く問題ないことが示されたわけです。
財政破綻論者の間違いが証明されている
よって、国の借金によりハイパーインフレになり、財政破綻するという言論は、現状の日本では成り立たず、間違っていると言えます。