技術系

ホンダMotoGPマシン、不可解な転倒続出。ライダーにも不可解なバイクの挙動

MotoGP4戦目スペインGP、ホンダはトップ5に入る選手はありませんでした。

転倒も続出。しかもその原因が不可解であるといいます。

中上貴晶選手

「転倒は予想外。路面温度が暑かったのでフロントタイヤはオーバーヒート気味だったが変な転び方」

アレックス・リンス選手

「説明が難しい。突然フロントを失った。何が起こったのかわからない」

バイク(RC213V)の特性について、中上選手はこうも述べています

「2022年にバイクが大きく変更されて、バイクがすごく熱を持ってしまうんです。気温が低いときはある程度動きがいいんですが、気温が高くなるとまったく同じセッティングでも、まったく違うバイクになるんです。バイクがすごく熱くなってよりねじれてしまうのか、リヤのグリップが極端に落ちてしまいます。リヤのグリップがないということはつまり、曲がらない。フロントもすごく繊細になって、一気に切れ込む。そして転倒につながってしまう」

私見

私見ですが、タイヤと路面温度はイコールコンディションですから車体設計の問題なのかもしれません。熱によってシャーシの特性が狙い通りの挙動をしない、それで路面へのグリップを失ってしまう。解決法は放熱なのかシャーシ設計なのか、エンジンの効率を上げることなのか。様々なトライアンドエラーを繰り返しているのではないでしょうか。

それよりも重要なのは選手たちのメンタルケアかもしれません。「ホンダのマシンがヤバい」という苦手意識は、どんな屈強なメンタルを持っていてもついてしまうのではないでしょうか。以前「ホンダのマシンは転んで学ばなければならない」とマルク・マルケス選手が発言していたのが印象的です。

なんにせよ、日本勢として応援していきたいと思います。

参考・引用

https://carview.yahoo.co.jp/news/detail/4bd675a6a0dbc6c836f52c1c3c6fab60815e9cd2/

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