れいわ山本太郎代表が麻生太郎氏を猛批判「万死に値する人間。政治家をやめた方がいい」(スポーツ報知)
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山本太郎氏「麻生太郎は万死に値する」
麻生氏はかつて、積極財政を支持する発言をしていました。
「カネがないなら刷ればいいだろう」といった発言をし、これは積極財政の考え方そのものです。
しかし時は流れ、今では完全に緊縮財政派としての考え方に変わってしまいました。
上記の記事はそれに関して言及したものです。
山本氏の言葉はさすがに強すぎる感はありますが、気持ちはわかります。
財務省の権限は行政の中では極めて強く、その財務省が緊縮財政を続けてきました。
そして日本は25年間に渡ってデフレ不況に陥り、貧困で自殺を考えたり、実行する人たちも大勢出ました。
貧困は人の命をたやすく奪います。生活が苦しいとか、そういったレベルの話ではなく、多くの命を奪うのです。
麻生太郎氏は万死に値するか
ただ、麻生氏の立場も、個人的にはわかります。
強大な権力の前では、凡人はねじ伏せられてしまうのです。
私もむかし大きな会社にいたのですが、管理層、上層部があきらかにおかしなことを言っていても、空気や圧力によってそれを押し通されてしまう。
自分が明らかに正しいと確信していても、それを通せず曲げざるを得ない。
私もそういった経験を度々してきました。
変に反発して自分の主張を押し通そうとするとハブられてしまう。権力を奪われてしまう。そして、身内にも迷惑がかかる。そういったことが、強大な権力の中ではしばしば起きるのです。
そして麻生氏も人間。空気や圧力を感じないロボットではないのです。麻生氏一人の力で、財務省という強大な権力に立ち向かうのが不可能であったのだと、私は思います。
確信はありませんが、麻生氏もずっと歯痒い思いをしてきたのではないかと思っています。
山本太郎の価値・長所
ただ、一般企業なら方針を間違っても経営が傾くだけですが、政府が方針を間違えると、国が傾きます。人が死んでゆきます。
麻生氏の心情に理解を示し、優しく配慮した発言をしていたら、現状が変わることがない。そういった意図で山本氏は「万死に値する」と言ったのではないか。そこが空気を読まない山本氏の長所でもあると、私はそう考えています。
「空気が読めないのではない。読まないのだ」。そう言っていたのが印象的です。
ではどうすればよかったか
やはり言論で有志の一般市民たちが言論で立ち向かっていくのが一番ではないかと思います。
日本では革命はありえません。民主主義に則って、言論し、議論し、自らの意見を発信していく。
そして、「緊縮財政」という圧力を作っている財務省に対し、「積極財政」という圧力を一般市民で作っていく。それが一番の対抗策なのではないでしょうか。