サイコパスというタイプの人間は、ときに経営者としてとてつもない能力を発揮します。
目的のためには他人の痛みを顧みないなどの特性からです。
マキャベリズムとは、目的達成のためなら手段を問わないタイプのこと。
また他の人格障害などと同じく、完全なサイコパスやマキャベリズム、あるいは完全な健常者というものはなく、その両端をつなぐグラデーションであるのだと思います。
元職場においても、他人にキツい扱いをしても平気な顔でいられるタイプが出世しているように思います。
少なくとも私の部署の管理層はそのタイプです。
相手の痛みがわからない管理職と、そうはなれないがそれに従わざるを得ない従業員。そして小学生時代のいじめのようなターゲットにされる者。そういった構造ができていました。
人の心を持ちあわせない人がいるのは、元職場に限った話ではありません。
世の中に一定の割合でいます。
これは悪意や嫌がらせなどではなく、そもそもの資質です。
なりたくてサイコパスやマキャベリストにはなれるものではありません。
そしてそのような人材を抑制するストッパーが、管理層、人事部門も含め弱いようにホンダには感じます。
数年前、常勤の精神科医、臨床心理士が複数人、一斉解雇されたことがありました。人間関係のトラブルであったのか、コストカットなのか。事情はわかりませんが、明らかにストッパーであったはずです。
うつになる人って純粋で真面目な人が多いように思います。そこまで邪悪な人なんてそういないだろう、そう思ってしまうのもわかります。私もそうでした。
でも、あなたを悪く扱う、利用する人は確実にいます。
とうか人を過信しすぎないで。
別の項でもかきましたが、信用しなさすぎるのも問題ですが、無条件に人に従う、信用するのも大変危険なのです。