テスラのマスク氏、二酸化炭素削減コンテストに1億ドル提供 | Article [AMP] | Reuters https://jp.reuters.com/article/usa-musk-carbon-capture-idJPKBN2A81QE
イーロン・マスク氏は、アメリカテック企業の中でも、極めて高い「志」を持っているように思います。
その根本にあるのは、「人を救いたい」という強い思いでしょう。
このまま排ガスを出し続け、温暖化が進めば、いずれ人類は滅亡する。
それ以前に自然災害で亡くなる人も多数出るでしょう。
また彼は、「火星への移住」というとんでもない野望を持ち、航空宇宙メーカーまで作りました。
まさに「夢」を目指し生きている人です。
40年前、ホンダは世界一厳しい排ガス規制である「マスキー法」を、世界で初めてクリアしました。
技術研究を重ねて、CVCCエンジンという革新的技術でそれを可能にしました。
当時のホンダにはマスク氏のような「志」があったように思います。
当時は実現するかどうかもわからない「エアバッグ」を長年研究し、完成させました。
人の命を少しでも多く守りたい。その一心だったのでしょう。
現在エアバッグ非搭載の車はないに等しいほど普及しました。
翻って現在。
開発期間の極度の短縮など、現場の声を軽視した経営で、逆にエアバッグで大量リコールを連発する事態を迎えます。
この一連の事案で、研究所内はメンタル疾患が蔓延し、自ら命を断つ人も何人もいたそうです。
「リコールといえばホンダ」という悪いイメージがつくような事態。
ホンダの標語は「The Power of Dreams」です。
どうか、また「志」と「夢」を取り戻してもらえないか、そう願っています。