ADHD者は特に、やりたいことを職業にしないとすぐに飽きてしまい長続きしません。
それを我慢していると、ストレスですぐに病んでしまうでしょう。私の仲間たちもそんな人ばかりです。
私もそうなのですが、長年ガマンの生活をしていると、自分が本当にやりたかったことが何なのか自覚できなくなってしまいます。それで、適職を探したと思って転職しても「あれ、こんなことしたかったんだっけ・・・?」と悩んでしまうこともあるでしょう。
そこで、職業以前に自分が本当にやりたかったことを探し出す必要があります。それを手助けしてくれるのが本書「ソース」です。
かなりボリュームのある書籍で、ワークをやるにはマインドセット含めよく読む必要がありますが、かいつまんで紹介します。
まず、自分の中にある、止むに止まれぬ関心事を書き出します。それは過去、現在、未来において自分が持っている関心事です。
書中では「ワクワクを発見する質問」が掲載されており、それに答える形で完成させていきます。一部ですが・・・
「趣味は?」「どこにいるのが楽しい?」「好きな映画は?」などなど・・・
ここで重要なことは、書き出したものを同時実行することだというのが本書の特徴です。そして自分がやりたくないことには時間をかけないこと。目標は立てずに、向かう方向だけ決めておくこと。
こうして生来のワクワクに根ざした生活を築くこと。
それらをもとに行動計画を立て、「好きなことの周りをうろつき」ます。
●職業人生、理想の人生とは
自分が生まれ持ったあらゆるワクワクを一つ残らず日々の生活に生かして、社会に多大なる貢献をすること。人生の選択は、自分がこの世に生きる目的である「あなたの存在意義」に沿って行うので、バランスの取れた一貫性のある生き方ができるといいます。
また、
●やりたいことをやれば、お金はあとからついてくる。
とも言います。これは様々な自己啓発書籍でよく言われていることであり、本書でも強調されています。
朝から晩まで自分のワクワクや夢を追いかけることで、自分を再発見していきます。
そして仕上げとして、「ソースの車輪」を作成します。
これは中心に自分の根底に流れるテーマを書き込み、周囲にそれぞれの分野で何をしたいか、を書き込みます。
以上のものを作成して、自分が本当にやりたかったことを見つけ、情熱を持って生きる指針とします。
ちなみに本書の内容を実践できるキットもあるようです。本書に記載されているので興味のある人は受けてみてはどうでしょう。
こういうワークは、よくわかっている人間と一緒に行うのが一番手っ取り早く、しかも正確です。
繰り返しますが、ADHD者は「好きなこと」を仕事にしないと長続きしないどころか、心を病んでしまいます。
また、長年我慢し続けると本当にやりたいことを思い出せません。
この本のワークでどうかそれを思い出し、明確にして人生の指針としてください。
【ADHD×転職】閉ざしてしまった本来の人生を「ソース」で取り戻せ!